中学生最後の大舞台

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中学生最後の全国大会

背景

長男は、県内でもかなりトップクラスの
進学率を誇る中高一貫校に通っています
(受験についてはまたの機会にお話しします)。


ただ実のところは早朝から晩まで
剣道ばっかり。
学校には籍を置いているだけで、
まるで大学生のような状況です。
次男はゲームと剣道ばっかり。
まあ、ウチの男子は変わり者です。

でも嫌いになれないです。
大会では優勝もしていますし、
今年は県の強化選手に選ばれ、
多くの他校の同級生や先輩、後輩と
友人関係を築けているようです。
たまに親も見学できる大会に参加し
息子の後をついて歩いていると、
まあいろんなヒトが声をかけて
きてくれています。
若者らしく、かっこよく、
うらやましいです。

ただ中学3年生ですので将来を考え
勉強もしてもらわなくては困ります。
なので全国大会までは目をつぶろうと
思ってここ数カ月間過ごしてきました。

小3から全国大会には続けて出場

今夏の全国大会は全国から 546 の団体が
でてきてトーナメントでたたかいます。
ただ小学生時代と違い、
中には剣道を軸に人生を組み立てると
決意をもって臨む剣士が多いです。
会場に入るとなんとも言えない緊迫感が
会場全体を覆っているのが親でもわかります。

例えば、市・県・総体・全国などで
個人・団体でなんらかの賞をとっていないと
強豪校には入ることができません。
これはどの世界でも同じことですが、
小学校の幼いころからそれとなく
顔と名前を知っている子供たちが
数年の間に勝負師の顔になっていくのを
目の当たりにします。
目的を定め、覚悟をもって
日々を過ごしていることを
横顔や立ち姿、立ち居振る舞いから
感じるようになるヒトがいます。
剣道という媒体を通じて
彼らはご自身の「道」を置かれた立場で
歩いているのだと感じるのです。

自分の子はかわいいといいますが、
さすがに自分に嘘はつけないです。
いつもみているのもあるのでしょうが、
やはり彼らとの違いを感じざるを得ません。
まだ中学生です。本人の自覚も大切ですが、
家族のサポートも大きいのだと
感じてしまいます。
今の私にできる精一杯をかたむけている
つもりですが、上には上がいるのだと
つくづく感じます。

回数の上では全国大会に
出慣れているのでしょう。
でも本質はそこではなく、
毎日毎日をいかに大切に丁寧に
いきているかが「道」につながっていく
のだろうと思いました。
私も勉強になりました。

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結果:初戦敗退

結果がすべての世界です。
次男を応援するときとは感じ方が
明らかに違います。
剣道でもいい、勉強でもいいので、
夏休みの残りの時間を使って
しっかりと自分に向き合って
いろいろと考えていってもらいたい旨
を伝えました。

ただこれだけは言えます。
良い指導者・先輩・仲間・親御さん
・後輩に恵まれ長男は幸せ者です。
大きな怪我無く、直近のコロナ罹患の影響
もほぼなく大会に参加できたことに
感謝しています。
親としても学ぶことが正直多かった。

そしてまだ半年ありますが中学校3年間、
よく頑張りました!

「道」について

これからも剣道は続けていくのでしょうが、
学生として勉学にも力を入れてもらう
必要があります。

全国大会の上位で常にたたかう
お子さんたちほどではないですが、
自分なりにここまで剣道に打ち込むことが
できた息子を誇りに思います。
おそらく私とは違った「道」が彼には
ふんわりとはみえているのだと思います。
子供なので口に出して表現したり
説明することはできないでしょう。
ただ親として、できれば文武両道を
がむしゃらに目指してほしい、
そんな贅沢な悩みを大会当日は
ふんだんに考えさせてもらえた日
でもありました。

ありがとう。そしてお疲れさま。