製薬会社に入る-3-1
前提
- 今回はママさんも対象です
(お子さんの将来をお考えの方を対象
に書かせていただいています)。 - 言葉の定義などwebや専門書と
異なる場合があるでしょう。
私は製薬会社で働いている立場で書きます。
会社の規模・方針で変わる部分があります。
もしご不明な点・ご相談があれば
お問い合わせから
なんでも聞いてくださいね。
(無名でもハンドルネームでも
記入できる部分だけかいてください。
大切なのは内容ですので)。
もちろん秘密は厳守します。
大学での学科
製薬会社のお仕事は大きく4つに分けることができます。
・営業 ①
・研究 ②
・開発 ③
・スタッフ ④
前回は北と南の有名校について学部
についてみてみました。
今回は学科についてみていきましょう。
とはいえ、学科は多岐に分かれてすべてを
挙げると論点がぼやけますので、
薬学部に絞ってみていきましょう。
北
創薬科学部門 臨床薬剤学研究室
生化学教室 分子細胞医薬学研究室
RNA生物学研究室 薬物動態解析学研究室
衛生化学研究室 バイオDDS実用化分野
生体分子機能学研究室 臨床薬学教育研究センター
天然物化学研究室 創薬科学研究教育センター
精密合成化学研究室 有機合成医薬学部門
天然物合成化学研究室 バイオ医薬学部門
薬理学研究室 分子触媒研究部門
薬剤分子設計学研究室
病態研究部門ゲノム医生物学分野
未来創剤学研究室
フロンティア研究ユニット分子細胞生物研究室
生体分析化学研究室 病態研究部門感染腫瘍学分野
以上、webホームページより抜粋
ここでは医療にあまり明るくない方々が
ご自身で挙げる場合を
想定しています(専門的な部分は割愛しています)。
この24の学科の卒業生が
主に製薬会社の①営業、②研究、③開発に
入社する試験を受ける資格が与えられる、
と考えてよいでしょう。
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入社試験を受ける資格?
各学科(以降、ラボ)に分かれてから
製薬会社に入社できるヒトは5人いると1人、
10人のラボだと2~3人でしょう。
この数値は大学院の修士課程を
終えたヒトともほぼ言い換える
こともできます。
ラボの残りの方々は
薬剤師国家試験に合格することが
できれば主に薬剤師として
お仕事をしていきます*。
最近の国家試験の合格率は学校によって
異なりますが平均7割残後です。
簡単にまとめると薬学部に入る方々で
製薬会社に研究開発職で入社する方々は
大学を卒業ののち大学院前期に進学し
最低でも修士(マスター)である
必要があるということです。
ちなみに大学院後期を卒業すると
薬学博士となります。
* ①営業職の場合はその限りではありません。
細かいことは次回以降にお話しします。
営業部門
このように書くと製薬会社に
就職するのは狭き門だと感じてしまいますね。
ただ上述したのは薬学部の学科を基に
研究開発職として就職できる可能性が
より高い場合の条件を想定して記載しています。
大学を卒業すると製薬会社の①営業職の
入社試験を受ける方々が多いです。
就職試験を受けてみたが
残念ながら製薬会社と縁のなかった方々は
薬剤師として医療に携わる場合が多いです。
次回以降は、それぞれに応じた深堀りをしていきましょう。